姿勢に気を付けて走り、泳ぎ、バイクを漕ぎ、そして筋トレをやっていれば、バランスは大丈夫だと思っていませんか? 治療室で二つの体重計に乗って頂くとバランスが良い方だと言っている人でも、体重の左右差があり、全体重の10%ときには20キロを越えるときもあります。
◎何で体重の左右差ができるのでしょうか?
それは習慣です。フィットネスの外のベンチでスマホを操作している姿勢を見ると、脚を組んだり、女性は両膝をくっつけたX脚だったり、男性は大きく膝を開いてO脚にしていたり、時には片足をベンチに乗せた片脚アグラだったりします。
せっかくバランスよくトレーニングで鍛えても、このような悪い習慣が骨盤を歪ませ、ヒザや足首を捻じれさせてしまいます。その結果、歪んだ姿勢になり、体重の左右差が生まれます。
◎体のトラウマによる場合があります?
トラウマというと虐待による心の傷痕を指すことが多いですが、身体の怪我も指します。
例えば、先日お見えになった四十代の男性Kさんですが、ラグビーで三十年前に右ひざ外側の靭帯の損傷と前十字靭帯の除去手術を受けていました。
その結果、長年左足で立つ習慣があるため、左足の方が七、八キロ重いのです。
■左右のバランスを改善する方法は?
- 上記のような習慣を止める努力が必要です。
- 尾てい骨にオモリをぶら下げるイミージを持って(図A)骨盤が前傾しないように膝の力を抜き、
- 両方の足の人差し指と両膝の真ん中の線が真正面を向くように立つと大体、左右の体重のバランスがとれます。
- ピラティス、ヨガ等のエクササイズで左右均等にポーズが取れるように練習する。
※ うまく行かない場合は、治療室で骨盤の捻じれや脚の歪みを矯正します。
セントラル治療室 古池(米国認定整体師、鍼灸マッサージ指圧師)
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